LP:LBJ-60051(UA)[JPN]
好み ★★★★★★★★
Recorded at NYC;4.24 and 5.14.1962
BILL EVANS,piano
JIM HALL,guitar
Produced by ALAN DOUGLAS
Engineer,BILL SCHWARTAU
SIDE1
1.My Funny Valentine
2.I Hear A Rhapsody
3.Deam Gypsy
SIDE2
1.Romain
2.Skating In Central Park
3.Darn That Deam
UA(United Artists Records)は1958年映画のサントラを配給するために設立。
1968年にLIBERTYを合併。
1979年に英EMIに買収される。
ということで、1985年東芝EMIから発売された「Undercurrent」国内盤です。
でもこれ満足感たっぷりの再発盤なんです。オリジナルと同じゲートフォールド・ジャケット。コーティングなしのざらついた手触り。しっかりした作りで素晴らしい。
レコードのレーベルはLIBERTY準拠。
ところで、
手元のレコードはいつ製作されたのだろう?
ジャケット、レーベル、ライナー・ノーツ(中山康樹氏)を見ても判りません。
ただ、ライナーで中山氏がスイングジャーナル誌1985年2月号の写真に言及していることから、1985年2月以降であることは確かです。
ロックの世界ではこの辺の調査がめちゃくちゃ進んでいます。
『60年代ロックLP図鑑/菅田泰治著』
48頁~51頁 東芝のプレスマーク研究
東芝盤はマトリックス・ナンバーの反対側(マトリックスを下にして12時の位置)にそのレコードがプレスされた時期が刻印されている!
プレスマークはスタンパーを出所としており、プレスが行われた時期を表す。よって同じ品番のレコードでも、それが初期のプレスなのか、後期のプレスなのか、容易に判別できる!
タイプ1(1961年10月頃~1973年5月)
アルファベットと数字で表す
A:1月 B:2月・・・H:8月 J:9月・・・M:12月
1964年:4 1965年:5・・・
(例)E4:1964年5月発売
タイプ2(1973年6月以降)
2つの数字で表す。
前の数値が西暦の末尾、後ろの数字が月 ただし10月:X 11月:Y 12月:Z
(例)5-4:1975年4月
基本は上記の通りですが例外もあるようです。
さてさて、今回の手元の”LBJ-60051”はどうじゃ?
SIDE1 UAJS-15003-A 1S 12時の位置に”5-2”の刻印。
”5-2”:1985年2月プレスと判断できます。
おぉ! 再発の初発盤ではありませんか。
素晴らしい!
手元の盤の誕生日が判ってしまった。
で、
音は?
素晴らしいです!
レンジを広げたために音割れしちゃったレコードもいくつかありましたが、
こいつは大丈夫。
特にギターの音色が良い。こいつは楽しめる!