LP:LAX-3128(UA)[JPN]
好み ★★★★★
Recorded on March 12,1959,New York City
BILL EVANS,piano
BOB BROOKMEYER,piano
PERCY HEATH,bass
CONNIE KAY,drums
Produced and directed by Jack Lewis
Recording engineer,Dick Olmsted
SIDE1
1.Honeysuckle Rose
2.As Time Goes By
3.The Way You Look Tonight
SIDE2
1.It Could Happen To You
2.The Man I Love
3.I Got Rhythm
1976年 キングレコードから発売されたシングル・ジャケットのアナログ日本盤。
ジャケット右上に「UA」のロゴ。「ユナイト・ジャズ・1500・シリーズ」の1枚。定価1,500円。
第一回発売 1976年12月5日全10枚
LAX-3111『モダン・アート』
LAX-3112『アンダーカレント』
第二回発売は1976年12月21日全10枚
LAX-3128『アイボリー・ハンターズ』
Side1 〄 SILBT2492-10
Side2 〄 SILBT2493-5
〄マークの刻印が消されています。
ところでこのセッションの年齢構成は?
Bob Brookmeyer 1929年12月19日 29歳
Percy Heath 1923年4月30日 36歳
Connie Kay 1927年4月27日 32歳
Bill Evans 1929年8月16日 29歳
ブルックマイヤーとエヴァンスは同い年、超売れっ子の先輩達に手伝ってもらって制作した作品だったのですね。ところが『ビル・エヴァンス ジャズ・ピアニストの肖像』によると、元々のセッション・メンバーは次の4人だった。
Bob Brookmeyer (trombone)
Wiibur Ware (bass)
Elvin Jones (drums)
Bill Evans (piano)
凄いメンバーですね。どんな演奏だったのか聴きたかった。翌日、ピアノが2台用意されリズム隊も交代したのでした。
ちょっとくどいですがエヴァンスの演奏には違和感がある。
1959年
3月2日『カインド・オブ・ブルー/マイルス・デイビス』録音(1回目)
3月12日『アイボリー・ハンターズ』録音
4月22日『カインド・オブ・ブルー』録音(2回目)
12月28日『ポートレイト・イン・ジャズ/ビル・エヴァンス』録音
『カインド・オブ・ブルー』から『ポートレイト・イン・ジャズ』に至る流れは演奏を聴けば十分理解できるのですが、『アイボリー・ハンターズ』はどうしても浮き上がっています。
この振れ幅の大きさもプロフェッショナルなエヴァンスの一面かも。セッション・マンとして声がかかればメンバーに合わせて演奏。
じっくり聴いてみれば、和音の置き方やメロディのぶっ壊し方など、エヴァンスらしさに微笑んでしまいます。