1943~1964 The Solo Sessions,VOL.1

The Solo Sessions,VOL.1 これもピアノ・ソロの名演!

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CD:VICJ-23064(MILESTONE)[JPN]
好み ★★★★★★★

Recorded at New York City,January 10.1963

BILL EVANS,piano

Produced by ORRIN KEEPNEWS
Mastering Engineer,GEORGE HORN

1.What Kind of Fool Am I?(take1)
2.Medley:
My Favorite Things
Easy To Love
Baubles Bangles and Beads
3.When I Fall in Love
4.Medley:
"Spartacus"Love Theme
Nardis
5.Everything Happens to Me
6.April in Paris

1985年「コンプリート・リヴァーサイド・レコーディング」(18LP全151曲)で初めて紹介された1963年1月10日収録のピアノ・ソロ。
VERVE移籍が決まりRIVERSIDEとの契約を消化するためにスタジオ入り。17曲演奏。

Recording Engineer:Bill Schwartau

ビル・シュワルトゥ! そうです、『Undercurrent』のマッド・サイエンティスト! おい、大丈夫なのか!
あれ、随分とオーソドックスな録音。前年の1962年4月「Easy to Love」と同様暖かさを感じる演奏。よかった。

全曲スタンダードを並べ、表情豊かに弾き継ぐ。聴き応え十分。
特に「"スパルタカス"愛のテーマ~ナーディス」
「"Spartacus"Love Theme」は、あの名盤「What's New」収録曲の原型。メロディをなぞるだけの演奏ではなくテンポが自由に変形し、”思い”がメロディに載る。さらに続けてMiles Davis「Nardis」、ここではテンポを落として情念が深く沈み込む。凄いですねぇ。アルバム収録を前提に、曲間は2~3秒空けるよう指示を受けていたにもかかわらずメドレーになってしまった。

なぜこれがお蔵入りだったのか。リアルタイムで世に問うて欲しかった名演!

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