1943~1964 Sunday At The Village Vanguard

Sunday at the Village Vanguard CD移行期の最後のアナログ日本盤シリーズ

投稿日:2019年8月31日 更新日:


LP:VIJ-114(RIVERSIDE)[USA]
好み ★★★★★★★★★★

Recorded "Live" at The Village Vanguard;New York;6.25.1961

BILL EVANS,piano
SCOTT LaFARO,bass
PAUL MOTIAN,drums

Produced by ORRIN KEEPNEWS
Recording Engineer,DAVE JONES

SIDE1
1.Gloria's Step
2.My Man's Gone Now
3.Solar

SIDE2
1.Alice In Wonderland
2.All Of You
3.Jade Visions


リム(外周)の表示
MADE IN JAPAN BY VICTOR MUSICAL INDUSTRIES,INC.FROM A MASTER RECORDING OWNED BY LOCELE RECORD COMPANY

JASRACの表示あり。

RUN-OFFの刻印
Side1 Z V 〄Ⓑ RLP-129376A 111++ B D G
Side2 RLP-129376B 111++

エヴァンス右 ラファロ左 モチアン中央やや左
『デビー』でも感じましたが、お客の声を消しているようです。

もうこの作品も耳タコです。
「Gloria's Step」 のテープのたわみも、
「My Man's Gone Now」の憂いを帯びたバラードも、
これを生で聴いたら嬉しくて卒倒しちゃうであろう「Alice In Wonderland」も、
最後に夜の静寂に戻っていく「Jade Visions」も、
何万回も聴いた頭の中で脳内補正しちゃうので、音質の優劣はあまり関係ありません。
神が降臨したとしか思えない、他と比べようもない「磁場」を感じます。
エヴァンスもこのヴァンガードでの演奏の凄さを認めていて、
以降、決して再現できなかったこの「磁場」を求めて長い旅に出るのでした。

ところでこの作品のタイトルは、
Bill Evans Trio
Sunday at the Village Vanguard
Featuring Scott La Faro

ラファロ追悼盤です。

ラファロは1961年頃からスタン・ゲッツのグループにも参加していました。
6月25日 エヴァンス・トリオでヴァンガード出演
7月2日 ゲッツと合流、ニューポート・ジャズ・フェスティバルで競演
7月6日 午前1時45分頃、車で事故を起して他界。

よくラファロは死の直前までエヴァンス・トリオで演奏していたかのごとく言われますが実は最後の共演者はスタン・ゲッツなのでした。
っで、
ゲッツと演奏した最後のニューポート・ジャズ・フェスティバルの模様は
ここで聴けます。


『Miles Davis / Stan Getz RARE LIVE』Stash Records
何とも怪しいハーフ・オフィシャル盤ですが、ゲッツ/ラファロは3曲。
Stan Getz(ts)
Steve Kuhn(p)
Scott LaFaro(b)
Roy Haynes(ds)
Recorded In Newport Jazz Festival on Jul.1961

1.Baubles,Bangles and Beads
2.Where Do You Go
3.Airegin

プライベート録音で音質悪いです。
肝心のベースが殆ど聴き取れません。
但しベース・ソロになると、”らしい”演奏が楽しめます。
つい、エヴァンス・トリオと比較しちゃいますが、
ピアニストの力量差が歴然。ここでのピアノは当たり前すぎる演奏で楽しくない。
ゴメンナサイ、私、エヴァンス中毒重篤患者なんです。

スコット・ラファロってどんな人?

「スコット・ラファロ その生涯と音楽」ヘレン・ラファロ・ヘルナンデス
ラファロの妹が書いた本。

ラファロ25歳で没。
高校まではクラリネット、ベースは大学生になってから。
音楽への接し方が極めて求道的で、毎日何時間も練習していた。
実はエヴァンスに不満を持っていて、
エヴァンスがヘロイン中毒(ジャンキー)であることを嫌っていた。
またギャラのアップを要求。
プロデューサーのオリン・キープニューズはこのトリオの先行きに不安を感じ、
1961年2月に『Explorations』を収録すると、続けて6月にもVanguard Sessonを設定した。
結果的に、当時極めて稀な演奏スタイルだったこのトリオの”神がかった”演奏を収録できたことに、感謝!
耳タコ作品なんて、そうそう作れない。

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