1973~1980 We Will Meet Again

We Will Meet Again 過去を振り返りながら日本盤を聴く

投稿日:2020年1月13日 更新日:


LP:P-10808W(WARNER BROS,)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at New York;Aug.6.7.8&9.1979
BILL EVANS,piano
MARC JOHNSON,bass
JOE LABARBERA,drums
LARRY SCHNEIDER,sax
TOM HARRELL,trumpet

Produced by HELEN KEANE
Recording Engineer,FRANK LAICO
Mastering Engineer,STEW ROMAINE

Side1
1.Comrade Conrad
2.Laurie
3.Bill's Hit Tune
4.For All We Know(We May Never Meet Again)

Side2
1.Five
2.Only Child
3.Peri's Scope
4.We Will Meet Again

1980年発売のワーナー日本盤

RUN-DFFの刻印
Side1 P-10808W1 〄 034 2-A-5
Side2 P-10808W2 1-A-4 1

この作品、過去の演奏曲を掘り起こして再演しています。
「Comrade Conrad」コロンビア盤『The Bill Evans Album』収録が初出。歯磨き粉のコマーシャル・ソング
「Laurie」イントロのエヴァンスのソロは秀逸、なのに管が入ると一気に平凡になる。
「Bill's Hit Tune」こちらも出だしはピアノ・ソロ。テーマ部はクインテットでエヴァンスは電子ピアノ。この憂いを帯びた曲調は、晩年のピアノ・トリオのライブ演奏のほうが似合う。
「For All We Know(We May Never Meet Again)」タイトルが意味深。ピアノ・ソロ。

Side2は「Five」からスタート、23年前の1956年『New Jazz Conceptions』収録曲。いきなり思いが過去に戻る。エヴァンスの初めてのリーダー・アルバム、肩がこっちゃうくらいに緊張感みなぎる作品でしたが、こちらは手慣れた演奏でオーソドックス。
「Only Child」ヴァーヴ盤『A Simple Matter of Conviction』。トランペットと電子ピアノのデュオで始まりクインテットに移行するバラード。後半はピアノに変わって聴きやすくなりますが、管のソロ廻しはなーんか聴きどころのない演奏。
「Peri's Scope」これもずるいです。『Portrait in Jazz』収録曲。管がはいるとキレが悪くなる。

ワーナーは音が良いです。ピアノがピアノらしく聴こえる。今回は管が2本。当時はピアノ・トリオが売れなかった。
『New Conversations』1人多重録音、
『Affinity』ハーモニカ共演、
『We Will Meet Again』管2本。
時代はクロスオーヴァー、フュージョン。管が入ることによりエヴァンスは枠をはめられたみたい。ソロ、トリオの演奏と、カルテット、クインテットではエヴァンスの表現力が違う。この作品の人気が無いのは、途中までいい雰囲気なのに管が入ると途端につまらなくなるからかな。
これ、お二人のせいではありません。時代のせい。

そして、最後が「We Will Meet Again」!
この作品中、唯一聴きごたえがある演奏。この一曲があるために最後に救われる。ピアノ・ソロです。万感の思いが乗った2分33秒。

-1973~1980, We Will Meet Again
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