CD:8122-73719-2(WARNER BROS,)[USA]
好み ★★★★★★★★★★
Recorded at Capitol Studios,Hollywood,CA,Aug.23,24,25,1977
BILL EVANS,piano
EDDIE GOMEZ,bass
ELIOT ZIGMUND,drums
Produced by Helen Keane and Tommy Lipuma
Recording and Remix Engineer,Al Schmitt
Additional Remix Engineer,Frank Laico
The Mastering Lab by Doug Sax
1.B Minor Waltz (For Ellaine)
2.You Must Believe in Spring
3.Gary's Theme
4.We Will Meet Again (For Harry)
5.The Peacocks
6.Sometime Ago
7.Theme From M-A-S-H(aka Suicide Is Painless)
8.Without A Song
9.Freddie Freeloader
10.All Of You
またおまけつきです。まあ無視。
2003年発売のリマスタリングCD。Made In Germanyだけど米国Rhino発売でした。
Remastering David Donnelly at DNA Mastering, Studio City,CA
David Donnelly:カリフォルニア州スタジオシティのDNA Mastering社の社長。ゲフィン・レコード(Geffen Records)のレコーディングも担当。
音がまろやかになりました。シンバルのチッ、チッ、という音が生々しい。ピアノが中心、以前は高音がキーンと伸びていましたが、自然な響きに補正。刺激が薄れてこじんまりとしちゃった感もありますがこれは聴きやすい。『Sometime Ago』テープつなぎは目立つ。
それにしてもこの作品でのピアノの響きは印象的。どこのメーカーのピアノだろう。
嶋護さんの『ジャズの秘境』によると、エヴァンスは1973年初来日の時にヤマハ・ピアノが気に入って、以降のレコーディングにはヤマハを使っていた!ただ、ヤマハはエヴァンスと専属契約を結んでいなかったため、『You Must Believe In Spring』収録後、ボールドウィンがエヴァンスと契約しアメリカでの録音はボールドウィンになった。
なんと、『You Must Believe In Spring』は最後のヤマハ・ピアノ作品なのでした!