1973~1980 The Tony Bennett Bill Evans Album

The Tony Bennett Bill Evans Album ジャズ・ボーカルを日本盤で聴く

投稿日:2019年3月3日 更新日:


LP:SMJ-6115 (FANTASY)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at Fantasy Studios,Berkaley,Ca..6.10-13.1975

Bill Evans,piano
Tony Bennett,vocal
Rerecording engineer:Don Cody
Produced by Helen Keane

SIDE1
1.Young and Foolish
2.The Touch of Your Lips
3.Sone Other Time
4.When in Rome
5.We'll Be Together Again

SIDE2
1.My Foolish Heart
2.Waltz for Debby
3.But Beautiful
4.Days of Wine and Roses

日本盤
1975年 SMJ-6115 ビクター音楽産業
1982年 VIJ-4012 ビクター音楽産業
2種類あります。

最初にSMJ-6115 1976年日本盤。

見本盤でした。

まずはジャケットをじっくり観賞。

おもて:髭ボウボウのエヴァンス、太ってふっくらしています。
ピアノを弾きながら譜面に書き込み。おやおや、左効き。
トニー・ベネットはスーツをビシッと着こなしています。

うら:レコーディング・コンソールの風景。エヴァンス、ベネット、プロデューサーのヘレン・キーン、エンジニアのドン・コディ。
机の上には、書類のほかにレコードが見える。『Intuition』です。重ねて3枚。
エヴァンスの左手には缶のコカ・コーラ。エヴァンスはコカ・コーラが好きだった。

右下にトニー・ベネットが描いたエヴァンス肖像画。上手ですね。この絵は後に『Bill Evans Blue In Green The Concert in Canada』のジャケットに使われました。

「Young and Foolish」当然ですが、主役はベネットのボーカル。ボーカル盤でピアノが主役って無いですよね。ただ、雰囲気はエヴァンス臭。ミディアムテンポでしっとり。
「The Touch of Your Lips」実はボーカルってあんまり聴いてきていないんです。どう聴けばいいのか判らない。こんなに気合の入った男性ボーカルって・・・
「Sone Other Time」これはエヴァンスの曲。なーんか複雑。ピアノ・ソロで聴きたいな・・・
「When in Rome」ボーカルって感情が乗る。これはベネットの個性。
「We'll Be Together Again」同じような曲調が続く。うーん。
「My Foolish Heart」エヴァンス愛奏曲。でも聴き慣れたメロディが聴き取りにくい。
「Waltz for Debby」エヴァンスの曲。だけどベネットの個性が強すぎて途中のエヴァンスのソロも、らしくない。
「But Beautiful」うーん・・・
「Days of Wine and Roses」これだけバラードを並べた作品は、ない。

ジャズ・ピアニストの肖像」によると、

殆どすべてをエヴァンスが構成し、ベネットが歌いやすいように演奏をアレンジしていたようです。
「名盤」と呼ばれているようですが、ボーカル音痴のおいらにとってはもっとエゴイスティックなエヴァンスが聴きたい!

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