1943~1964 Undercurrent

Undercurrent 安心して聴けるリマスター東芝盤CD

投稿日:2020年8月12日 更新日:


CD:TOCJ-9337(UA)[JPN]
好み ★★★★★★★

Recorded at New York;4.24/5.14.1962

BILL EVANS,piano
JIM HALL,guitar

Produced by ALAN DOUGLAS
Recording Engineer,BILL SCHWARTAU

1.My Funny Valentine
2.I Hear a Rhapsody
3.Dream Gypsy
4.Romain
5.Skating in Central Park
6.Darn That Dream
7.Stairway to the Stars
8.I'm Getting Sentimental Over You
9.My Funny Valentine(alternate take)
10.Romain(alternate take)

『Undercurrent』日本盤CDを整理しよう。

型番、発売元、発売年、レーベルの順
CP32-5187 東芝EMI株式会社[1986年](Liberty)
CJ28-5152 東芝EMI株式会社[1989年](Blue Note)
TOCJ-5354 東芝EMI株式会社[1990年](Liberty)
TOCJ-5662 東芝EMI株式会社[1992年](Blue Note)
TOCJ-5972 東芝EMI株式会社[1995年](Blue Note)
TOCJ-9337 東芝EMI株式会社[2001年](Liberty)
TOCJ-6801 東芝EMI株式会社[2006年](Liberty)
TOCJ-90011 株式会社EMIミュージック・ジャパン[2008年](Liberty)
TOCJ-50027 株式会社EMIミュージック・ジャパン[2010年](Liberty)
UCCU-99019 ユニバーサルミュージック合同会社[2014年](Liberty)
UCCU-5759 ユニバーサルミュージック合同会社[2016年](Liberty)
UCCU-8015 ユニバーサルミュージック合同会社[2017年](Liberty)

種類が多いですね。12種類あります。
途中から「東芝」の名前が消えちゃいましたがどうしたんだ?

1960年10月 東芝音楽工業株式会社設立
1966年 Blue Noteを米国Libertyに売却
1968年 United Artists RecordsがLiberty Recordsを買収
1973年10月 英国EMIグループが資本参加し東芝EMI株式会社に改編
1977年 日本における米国Libertyの販売権が東芝EMIからキング・レコードに移動
1979年 United Artists Recordsは英国EMIに買収される
1983年 Capitol RecordsがLibertyを買収、Capitolの親会社であるEMIの傘下となり、日本での発売権は東芝EMIに戻る
2007年6月 東芝は全株式を英国EMIグループに売却、音楽事業から完全撤退、社名を東芝EMI株式会社から株式会社EMIミュージック・ジャパンに変更
2012年10月 親会社の英国EMI本部がレコード部門を米国ユニバーサル・ミュージックに売却
2013年4月 日本のユニバーサルミュージック合同会社が株式会社EMIミュージック・ジャパンを吸収合併

とっても複雑ですが、2007年に東芝は音楽業界から完全撤退したのでした。
ところでCDは1986年以降発売されたので、キング・レコードによる『Undercurrent』CDは存在しません。
また、CD時代になって「Liberty」「Blue Note」の2つのレーベルが出てきますが、どのように使い分けたのか、今一つ判りません。

っで、
2001年製東芝CDです。1986年製はとっても恐ろしいCDでした。こいつはどうだ?

厚紙の紙ジャケGatefold Jacket、ざらついた手触り。オリジナルみたい。右上に「LIBERTY」のロゴ。
オビに「24bit remasterd by Ron McMaster」の表記。
嶋護さんの『ジャズの秘境』によると『Undercurrent』のリマスターは大きく2回。
・1988年 Malcom Addeyによるリマスター
・2001年 Ron McMasterによる24bitリマスター
Malcom Addey Remaster盤はアナログで聴きました

おまけが4曲も入ったお徳用盤。おまけが嫌いな私にとっては後ろに纏めてもらって嬉しい。

エヴァンス右手中央やや右側、左手中央やや左側、ホール中央。Addey盤とほぼ同じ定位。
ピアノの霞は若干残る。
これはしょうがない。不気味な低音よりはマシ。

Addey盤より音圧があります。(アナログとデジタルの違いかもしれませんが)
でも2人の演奏を邪魔することなく音圧を上げるのはなかなか難しい。1曲目以外はミディアムテンポのバラード中心。
このぐらいがちょうどよいです。

これは楽しめます!

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