1943~1964 Everybody Digs BILL EVANS

Everybody Digs BILL EVANS ポリドール国内盤を聴く

投稿日:2018年2月16日 更新日:

エヴリバディ・ディグズ・ビル・エヴァンス+1

LP:MW-2057(RIVERSIDE)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at NYC;12.15.1958

BILL EVANS,piano
SAM JONES,base
PHILLY JOE JONES,drums

Produced by ORRIN KEEPNEWS
Engineer,JACK HIGGINS

SIDE1
1.Minority
2.Young and Foolish
3.Lucky to Be Me
4.Night and Day
5.Epilogue

SIDE2
1.Tenderly
2.Peace Piece
3.What Is There to Say?
4.Oleo
5.Epilogue

「DIGS」のポリドール日本盤!

昨日ビクター盤SMJ-6090を聴きましたが、ポリドール盤MW-2057は日本初登場盤です!ペラジャケではありません。厚紙による頑丈仕様。
1972年ポリドール盤発売(日本初登場盤!)。
1975年ビクター盤発売。

「DIGS」不幸な生い立ちなんです。1958年度作品にも関わらず日本発売はずっと見送られ、1972年にやっとポリドールが発売してくれたのでした。

ABC盤準拠です。
RIVERSIDEのロゴが「大きなR」になっちゃっています。

でも、日本盤のなかでは最もジェネレーションが若い。ビクター盤でずっこけちゃったので、ポリドール盤には期待がMÅX!

さあ、聴こう!

あれえ、なんか霞んで聴こえる。高音が伸びず、中低音のキレがない。
針先に汚れが付いちゃったのかな。クリーニングしてもう一回最初から。
なんでぃ!なんでこんなに迫力のない音なんだ?
かろうじてピアノは前面に出てきているけど残響音が霞む。ベースはカーテンの向こう。
所々マスターテープのたわみを感じます。

でもビクター盤に比べて各楽器の分離は良いです。弾ける感じ。ジェネレーションの若さを感じます。ただ霞が気になる。

ABCリバーサイドではオリン・キープニューズが去り、ボブ・シール(Bob Thiele)がプロデュース、エンジニアはボブ・アーノルド(Bob Arnold)に交代。
中低音が厚めに変化しました。
山口克己氏も指摘しています。

ジャズ名盤セレクション: レーベルとプレスによるLPレコードの音質の差異

マスターのジェネレーションの違いに加えて、エンジニアの色付けが影響しているようです。
シャキシャキ高音のしっかりしたスピーカーで音量を上げて聴くと活きてくるのでしょうが
現代の解像度の高い音源に慣れちゃた耳にはちょいと違和感。

私の好みはABC盤以外。

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