1943~1964 Easy To Love

Easy to Love エヴァンス没後のコンピレーション盤で怨念のピアノ・ソロを聴く

投稿日:2020年1月5日 更新日:


LP:VIJ-6365(RIVERSIDE)[JPN]
好み ★★★★★★★★★★

Recorded at New York
Sep.27.1956
Dec.15.1958
Apr.10.1962

BILL EVANS,piano
TEDDY KOTICK,bass
PAUL MOTIAN,drums

Produced by ORRIN KEEPNEWS
Recording Engineer,JACK HIGGINS,RAY FAWLER

Side1
1.No Cover,No Minimum
2.Some Other Time
3.Easy To Love

Side2
1.Danny Boy
2.Like Someone In Love
3.In Your Own Sweet Way

RUN-OFFの刻印
Side1 Z 〄Ⓑ M 47060C 111 + E
Side2 Z M 47060D 121 +

1981年に発売された故ビル・エヴァンスの遺作第二集です。第一集は『メモリーズ・オブ・ビル・エヴァンス(VIJ-6359)』
A1:「No Cover,No Minimum」のみトリオ演奏、『New Jazz Conceptions』収録曲の別テイク。それ以外は今回初出のピアノ・ソロ。
A2:「Some Other Time」は『Everybody Digs』収録時のソロ、その他は1961年ラファロ没後の1962年録音。
ソロ4曲はどれも素晴らしい出来ですが、特に感銘を受けるのはB1:「Danny Boy」


中山康樹著『エヴァンスを聴け!』では「『ダニー・ボーイ』がすごい。演奏は完全に破綻している。曲も壊れている。だがそれ以上にエヴァンスが壊れている」と低評価ですが、その異様さが心を惹きつける。初めから「変奏曲でいこう」と決めていて、様々なバリエーションで弾き継いでいく。実は相当計算されています。ラファロを失い、満足できる自己のトリオを失ったエヴァンス。稼ぎたくても「ピアノ・ソロは売れない時代」にソロでのレコーディングの機会しか与えられなかった。瞬間の感情が載った演奏はそうはない。
この一曲を聴きたいがために手元に置いているレコード。

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