1943~1964 エヴァンス作品

Conversations With Myself ひとり多重録音の意欲作!ペラジャケで登場!

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自己との対話+2
LP:PS-8019 (VERVE)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at New York;January & February.1963

BILL EVANS,piano

Produced by Creed Taylor
Recording Engineer,Ray Hall
Director of Engineering,Val Valentin

SIDE1
1.'Round Midnight
2.How About You
3.Theme From "Spartacus"
4.Blue Monk

SIDE2
1.Stella By Starlight
2.Hey There
3.N.Y.C.'s No Lark
4.Just You, Just Me,

1964年日本コロムビアから発売されたペラジャケ日本盤。
これ、ジャケット違いなんです。オリジナル盤の裏ジャケットが表に来ちゃった。
『モダン・アート・シリーズ 第2集 ビル・エヴァンスの会話』

「Conversations With Myself」のアナログ日本盤はこちら。
PS-8019 日本コロムビア 1964年
23MJ-3075 ポリドール 1981年
ちょっと少ない。

さあ聴こう。

音は明瞭! 前作のVAN GELDERさんのピアノは少し雲がかかっちゃっていましたが、Ray Hallさんは快晴。
でも、響きがアップライトピアノみたい。グランドピアノで聴きたいです。
エヴァンスは3人。左、中央、右。

「'Round Midnight」左のピアノがテーマを弾く。右は常時バッキング。中央がアドリブでアクセントを加える。徐々にアイデアが膨らんで役割分担が交錯。
「How About You」左、中央、右のピアノがテーマ演奏とバッキングを瞬時に切替。テーマをブチブチ切りながら繋げていくのがエヴァンスらしい。
「Theme From "Spartacus"」この幻想的な曲にアクセントを加えるためにはかなりのセンスが必要。
「Blue Monk」右側のエヴァンスが最初の録音かな。曲の骨格を作る。左と中央がアドリブで仕掛ける。役割が決まっているので聴き易いかも。
「Stella By Starlight」エヴァンス愛奏曲。アプローチが違うけど曲想がいつもと同じ。安心して聴ける。
「Hey There」この曲も左、中央、右が役割をコロコロ変えて進む。なので少々とっ散らかった印象。
「N.Y.C.'s No Lark」エヴァンス・オリジナル。”Some other time”に似たミディアム・テンポのコード展開に左と中央のピアノが乗る。
「Just You, Just Me,」軽快に飛ばす。”Undercurrent”の3人エヴァンス版。

聴き終わって最初の感想は、”ふぅ、疲れた”
聴く側も肩に力が入っちゃいます。
この作品の制作は相当難しいはず。3人のエヴァンスが最終形を想像しながらそれぞれ単独で録音。
前の録音を聴きながらアドリブを加えてジャズに仕立てる。これが凄い!
エヴァンスの”才能”を十分に感じます。これだけ緻密でハイレベルな作品はそうそう作れない。

この作品、グラミー賞を受賞しました。
第6回1963年最優秀インストゥルメンタル・ジャズ・アーティスト

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