LP:MV-2026(VERVE)[JPN]
好み ★★★★★
Recorded at N.Y.C;Dec.18.1962 & Jan.24.1963
BILL EVANS,piano
GARY MCFARLAND,cond arr
Produced by CREED TAYLOR
Engineer:Ray Hall
Side1
1.Reflections In The Park
2.Night Images
3.Tree Patterns
4.Peachtree
Side2
1.Misplaced Cowpoke
2.A Moment Alone
日本盤は2種類。
1972年 MM-2026 ポリドール
1993年 POJJ-1568 ポリドール
最初に、MM-2026日本初登場盤。
見開きダブルジャケット。
いいですねえ。ポリドールさんの意気込みを感じます。
悠雅彦さんの解説が内封。
あれー!
ゲイリー・マクファーランド追悼盤だって!
ゲイリー・マクファーランドさんは1971年11月1日逝去したのでした。
知りませんでした。
でもクレジットにはちょっと微笑んじゃいます。
『ゲイリー・マクファーランド楽団(演奏) (スペッシャル・ゲスト:ビル・エヴァンス)』
スペッシャル・ゲストです。
パーソネル
ゲイリー・マクファーランド(vib arr)
ビル・エヴァンス(スペッシャル・ゲスト)
ジム・ホール(g)
フィル・ウッズ(cla)
スペンサー・シナトラ(as fl)
リチャード・デイヴィス(b)
エド・ショーネシー(ds)
ジュリアン・バーバー、アラ・ゴールドバーグ、アローン・ジュヴェリアー、ジョゼフ・テクラ(viola cello)
そうそうたるメンバーです。
さあ、聴いてみよう。
いやー、優秀録音盤!
音がいいです。とってもリアル。特にベースが素晴らしい。
ピアノも自然。
エンジニアのレイ・ホールさんの仕事ぶり、大好きです。
全曲、マクファーランド作曲。
当然ですが、彼のヴァイブが主役です。
小オーケストラによるジャズなんですが、
少々コード指定もないフリーに突入するので、エヴァンス参加作品、の枠を外せば、楽しい。
エヴァンス者としては、出番が少ない、スコアをなぞるだけのエヴァンスには不満、もっと前面に出てこい
となるわけですが、全体を俯瞰すると細部にわたって神経が行き届いた演奏で、
楽しい。
マクファーランド、恐るべしです