1965~1972 Living Time

Living Time エヴァンス意欲作を日本盤で聴く

投稿日:2019年1月28日 更新日:

リヴィング・タイム
LP:SOPL-114 (COLUMBIA)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at N.Y.C.;March.1972

Bill Evans,piano el-piano
Eddie Gomez,bass
Marty Morell,drums
Sooky Young,trumpet,flugelhorn
Ernie Royal,trumpet,flugelhorn
Richard Williams,trumpet,flugelhorn
Stanton Davis,trumpet
Howard Johnson,flugelhorn,tuba,bass clarinet
Dave Bargeron,trombone,tuba
Dave Baker,trombone
Garnett Brown,trombone
Jphn Clark,french horn
Jimmy Giuffre,tenor sax,flute,clarinet
Sam Rivers,tenor sax,flute,oboe
Joe Henderson,tenor sax
Ron Carter,fender bass
Stanley Clark,fender bass
Herb Bushler,fender bass
Sam Brown,bass guitar & electric guitar
Ted Saunders,electric piano & clavinette
Webster Lewis,organ & electric piano
Tony Williams,drums
Marc Belair,percussion

George Russell,composed,arranged and conducterd
Carl Atkins,assistant to George Russell

Produced by Helen Keane
Rerecording and Re-Mix Engineer,Pete Weiss
Mastering Engineer,Elton Schelin

SIDE1
1.Living Time - Event 1
2.Living Time - Event 2
3.Living Time - Event 3
4.Living Time - Event 4

SIDE2
1.Living Time - Event 5
2.Living Time - Event 6
3.Living Time - Event 7
4.Living Time - Event 8

印象的なジャケット。砂漠に”水晶”を持った”手”が埋まってる。
爪が長いので女性の手かな。

カバー・デザインはジョン・バーグ(John Berg)。コロムビア・レコードのアルバム・カバーを多数手がけています。
ロック・バンドのシカゴの“Chicago”というロゴは、このジョン・バーグが配下のデザイナーであるニック・ファシアーノ(NICK FASCIANO)に、「コカ・コーラのパクリを」と指示して完成させたものとのことです。

タイトルの「リビング・タイム」は、モーリス・ニコール(Maurice Nicoll)の本「リビング・タイム(Living Time)」が元になっている。

参加メンバーを見てビックリ、スタンリー・クラーク(Stanley Clark)の名前が。へぇー、エヴァンスとスタンリー・クラークって共演したことがあるんだ。

日本盤は1972年発売SOPL-114のみ。

さあ、聴いてみよう。

見本盤でした。

エヴァンスのオーケストラ作品には
クラウス・オガーマン
ゲイリー・マクファーランド
ジョージ・ラッセル
とありましたが、
この作品がいちばん尖がっていて、スケールが大きくて、エヴァンス色が希薄。

コロムビア第一作は電化エヴァンスでしたが、演奏スタイルは従来の延長線上。
聴く側はそれほどの違和感はありませんでした。

コロムビア第二作はどのように受け止めればよいのか。
これはエヴァンスなのでしょうか。

全く連続性がありません。
振り切れちゃっています。
「ジャズ」のもっていた”様式”は見事にバラバラ。
但し、「ジャズ」の持つ”「エネルギー」=「本質}”は感じる。
これって当時、意志を持って”フュージョン”に突き進んだミュージシャンに共通した「本質」。

この作品、エヴァンスからジョージ・ラッセルにアプローチして参画を依頼したのですが、
エヴァンスが表現したかったのは、「”時代”に最も接近したジャズの本質」

以降、エヴァンスはより”ジャズ的”な自分のフィールドに戻っていきます。

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