1973~1980 The Paris Concert Edition Two

The Paris Concert Edition Two 米国西部プレス盤の出生の秘密に迫る

投稿日:2020年2月2日 更新日:


LP:P-60311-1-E(ELEKTRA)[USA]
好み ★★★★★★★★★★

Recorded by Radio France at I'Espace Cardin in Paris,France on November 26 ,1979

BILL EVANS,piano
MARC JOHNSON,bass
JOE LABARBERA,drums
Produced by Helen Keane
Recording Engineer,Vlado Meller
Remix Engineer,Frank Laico

SIDE1
1.Re: Person I Knew
2.Gary's Theme
3.Letter To Evan
4.34 Skidoo

SIDE2
1.Laurie
2.Nardis


レーベル下部の表示
ST-EM-60311-1-E-A-AR

前回はSPだったけど今回はAR
SP:Specialty Records
AR:Allied Records ロサンゼルスにあるレコード会社。西海岸です。

RUN-OFFの刻印
Side1 ST-EM-60311A-1 SP-AR B-19098-A1 O- △6306 1-3 SRC(logo)
Side2 ST-EM-60311B-1 SP-AR B-19099-B1 △6306 X SRC(logo)

あれ? 「SRC」はSpecialty Records Corporation:米国東部フィラデルフィアのオリファント(Olyphant)にあったプレス工場製を意味する。
「△」レコードコレクターズ誌初盤道によると△(デルタ・ナンバー)はロサンジェルスMonarch工場プレスを意味する。

なんじゃ?

想像するに、
東部フィラデルフィアのSpecialty Records工場でラッカー盤作成(もしくはメッキ作業実施)、その後西部ロサンジェルスのMonarch Record工場に運ばれてスタンパー作成・プレス。だから「SP-AR」の刻印。
実は米国東部で生まれ、西部育ちなのでした。面白いですねぇ。レコード盤の出生の秘密が判明してしまいました。

音はSP東部盤とほぼ一緒。音像クッキリで低音もぼやけない。

怒涛の「Nardis」
これは何なのでしょう。ありったけのエネルギーを放射して先を急ぐトリオに眩暈がする。「Nardis」はエヴァンスも作曲にかかわったマイルス・デイビス(Miles Davis)作品。1961年『Explorations』収録以来何度も演奏してきたエヴァンス愛奏曲ですが、ここでの「Nardis」は情念溢れる名演のひとつ。

このあとの結論を知っているエヴァンス者からすると、この「The Paris Concert 1/2」は胸に迫るものがある。この作品、もっと評価されるべき。名盤!

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