1943~1964 The Gary McFarland Orchestra

The Gary McFarland Orchestra 実はペラジャケ日本盤が存在した!

投稿日:2020年9月6日 更新日:


LP:PS-8016(VERVE)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at N.Y.C;Dec.18.1962 & Jan.24.1963

BILL EVANS,piano
GARY MCFARLAND,cond arr

Produced by CREED TAYLOR
Engineer:Ray Hall

Side1
1.Reflections In The Park
2.Night Images
3.Tree Patterns
4.Peachtree

Side2
1.Misplaced Cowpoke
2.A Moment Alone

エヴァンス日記の訂正版です。その後の調査で誤りが見つかりました。

最初に日本におけるヴァーヴ・レコードの復習から。
1961年 日本コロムビアがMGMのレコードを発売
1964年 販売権が日本コロムビアから日本グラモフォンに移動(したと思われます)
1967年 MGMはポリドールに売却されるも、日本では引き続き日本グラモフォンが販売

日本コロムビアが発売できたエヴァンス作品は1964年まで。

ヴァーヴにおける初期のエヴァンス作品
1962年 「Empathy」
1963年 「The Gary McFarland Orchestra」「Conversations With Myself」「The VIP's Theme」
以降は日本グラモフォンが発売。

「The Gary McFarland Orchestra」以外は日本コロムビア発売のペラジャケを確認しています

ところで、エヴァンス日記の「日本盤」はスイングジャーナル誌のディスクレビューをもとに構成しています。「The Gary McFarland Orchestra」日本コロムビア盤は記載がなかったので「未発売」としてしまいました。Discogsにも記載がないし。

ところが、先日都内のレコード屋さんで捕獲してしまいました。

ペラジャケです。日本コロムビア株式会社発売です。 1964年発売の日本初出盤。録音が1963年1月なので翌年には日本でも発表されていたのでした。素晴らしい。


RUN-OFF
Side1 V.358.87.1 〄 ⑪ A-1
Side2 V.358.88.1 〄 ⑪ A-2 

久しぶりの『The Gary McFarland Orchestra Special Guest Soloist Bill Evan』です。音質は大丈夫?

あらら? これは音がいいです。鮮度が良い。ステレオです。マクファーランドのヴァイブの響きが素晴らしい。ギターはジム・ホール、『Undercurrent』以来の共演です。ガチガチのジャズもいいけれど、映像が目に浮かぶ音楽も楽しい。
ジャケット裏面の日本語クレジットが映像イメージを作る。
Side1
1.公園にて
2.夜の思索
3.スリー・パターンズ
4.桃の木
Side2
1.スプレイスド・カウ・ポーク
2.一人の時間

マクファーランドの音楽に難しいところはありませんが、緻密に計算。エヴァンスも普段通りの演奏で貢献。

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