1965~1972 From Left To Right

From Left To Right 巡り合えないのかもしれないと思っていたアナログ日本盤

投稿日:2020年9月8日 更新日:


LP:MM-2025(MGM)[JPN]
好み ★★★★★★

Recorded at N.Y.C.&San Francisco;Oct.Nov.1969 & Apr.May.1970

BILL EVANS,piano
SAM BROWN.(el-g)
EDDIE GOMEZ.(b)
MARTY MORELL(ds)
JOHN BEAL.(el-b)
MICHAEL LEONARD(arr,cond)

Produced by HELEN KEANE

Side1
1.What Are You Doing The Rest Of Your Life?
2.I'm All Smiles
3.Why Did I Choose You
4.Soiree

Side2
1.The Dolphin-Before
2.The Dolphin-After
3.Lullaby For Helene
4.Like Someone In Love
5.Children's Play Song

日本グラモフォン株式会社から発売されたアナログ日本盤。Discogsで存在を確認していましたが、まったく巡り合うことができませんでした。VERVEではなくMGMからのリリース。電子ピアノをふんだんに使った作品なのでジャズ・ファンには受け入れられず、販売数も極端に少なかったと想像します。
でも、アナログ日本盤は型番MM-2025だけ。気になっていました。

っで遂にゲット!
1970年発売! 米国と同じオンタイムでの発売です! なんとGatefold Jacket! 厚紙によるしっかりした作り! 感激です!


RUN-OFF
Side1 〄MM-2025A A-1-2 B1 
Side2 MM-2025B A-1-3

「What Are You Doing The Rest Of Your Life?」いきなりフェンダー・ローズ・エレクトリック・ピアノです。ミッシェル・ルグラン作曲「これからの人生」。憂いのあるエヴァンス好みの佳曲。ルグランとエヴァンスの相性は抜群。途中からピアノにかわってオーケストラと共演。
このアルバムの副題が”Playing the Fender-Rhodes Electric Piano and the Steinway Piano”
 電子ピアノとアコースティック・ピアノを交互に演奏。
「Soiree」と「Lullaby For Helene」はアール・ジンダース(EARL ZINDARS)作曲。優しくてちょっと翳りのある曲想はエヴァンス好み。「Elsa」「How My Heart Sings」といったエヴァンス生涯の愛奏曲もジンダース作。「ヘレンの子守歌」のヘレンちゃんはジンダース夫妻の娘。エヴァンスとジンダースは家族ぐるみでつきあっていたそうです。

「The Dolphin」スタン・ゲッツも演奏したボサノバ曲。エヴァンスとしては異色ですがこのアルバムのアクセント。
名盤(?)『Easy To Love』にも収録されていた「Like Someone In Love」
最後にエヴァンスが書いた童謡「Children's Play Song」遠くで遊んでいる子供たちの声が響く。

この作品、馴染みやすい楽曲を並べて配給元もMGMにして、ジャズ・ファン以外の一般の音楽ファンにもアピール。
エヴァンスの「売れたい!」という気持ちが伝わってきます。プロなのだから当然。じっくり練り上げた上質な「作品」です。

フェンダー・ローズも今の耳にはさほど違和感はない。数あるエヴァンス作品のなかで最も無視された作品かも知れませんが、
もっと売れてもよかった!
 

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