1965~1972 Live in Tokyo

Live In Tokyo 米CBS COLUMBIAの戦略に思いを馳せながら日本再発盤を聴く

投稿日:2019年7月1日 更新日:


LP:23AP-653 (FANTASY)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at Youbinchokin Hall.Tokyo;1.20.1973
Bill Evans,piano
Eddie Gomez,bass
Marty Morell,drums
Rerecording and Re-Mix Engineer,Kenichi Handa,Tomoo Suzuki,Youich Maejima
Produced by Helen Keane

SIDE1
1.Mornin' Glory
2.Up With The Lark
3.Yesterday I Heard The Rain
4.My Romance

SIDE2
1.When Autmn Comes
2.T.T.T.T.(Twelve Tone Yune Two)
3.Hullo Bolinas
4.Gloria's Step
5.Green Dolphin Street

1977年CBSソニーから発売された23AP-653
聴きそびれていました。久しぶりに『Live in Tokyo』です。

本題に入る前に、1960年~1980年代の日本におけるCOLUMBIA RECORDSのライセンス契約を見てみよう。

1960年代、日本の貿易の保護主義に対して諸外国から批判が上がる。
1962年 貿易自由化
1963年 為替自由化
1967年6月 日本の産業の17業種に対して100%、33業種に50%資本自由化を認定。
レコード業界も50%資本自由化となり、外国資本が50%出資の合弁会社を日本国内で作れることになった。
1968年 CBSソニー設立(資本金7億円 米国=CBS COLUMBIA:50% 日本=ソニー:50%出資)

米CBS COLUMBIAは合弁相手にそれまでライセンス契約先であった日本コロムビアではなく、電子機器メーカーのソニーを選んだのでした。
米CBS COLUMBIAは、当初、日本コロムビアに対し邦楽部門も新会社に包含するよう提案、日本コロムビアがこれを拒否したため、ソニーとの合弁が成立。
ソニーは初めてレコード業界に進出、日本コロムビアはコロムビア洋楽部門を失いました。
ところが、その後コンテンツ事業に自信を持ったソニーの盛田昭夫、大賀典雄は、1988年、CBS COLUMBIAを買収し、ソニーの子会社としたのでした。
凄いですねぇ。
世界戦略として邦楽も取り込みたかった米CBS COLUMBIA。
機器売りからコンテンツ事業に幅を広げていくソニー。
以上、『20世紀日本レコード産業史』の受売りでした。

1971年 エヴァンスは念願のCOLUMBIA RECORDSに移籍。
でも、コロムビアとは水が合わず、残した作品は2つのみ。
『The Bill Evsns Album』
『Living Time』

CBS COLUMBIAとの契約解消となり、1971年日本での録音の販売権はエヴァンス側が握る。
『Live in Tokyo』は日本ではCBSソニーから発売されましたが、当初は日本とヨーロッパでのみの発売。
その後エヴァンスはFANTASYと契約し、
1974年7月 『The Tokyo Concert』と改題して米国でも発売されたのでした。

っということで、
1977年CBSソニーから再発された日本盤23AP-653です。

うん、いいです。
これ、日本での演奏なんです。こんな凄い演奏、日本で聴くことができたんです。
いやー、気分が高まります。

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