1973~1980 Intuition

Intuition 1982年再発のビクター日本盤を聴く

投稿日:2019年2月17日 更新日:

インチュイション(紙ジャケット仕様)
LP:VIJ-4013 (FANTASY)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at Fantasy Studios,Berkaley,Ca..11.7-10.1974

Bill Evans,piano
Eddie Gomez,bass
Rerecording engineer:Don Cody
Produced by Helen Keane

SIDE1
1.Invitation
2.Blue Serge
3.Show-Type Tune
4.The Nature of Things

SIDE2
1.Are You All The Things
2.A Face Without a Name
3.Falling Grace
4.Hi Lili,Hi Lo(For Ellaine)

エヴァンス没後の1982年に再発されたビクター音楽産業株式会社の日本盤。

「Blue Serge」スロー・バラード。途中から電子ピアノ。映画音楽っぽい。ヨーロッパ映画。
「Show-Type Tune」エヴァンス作曲。最初から電子ピアノとアコースティック・ベースのデュオ。左手のスタッカート、右手のシングルトーン、和音を使わない演奏、電子ピアノの使い方を研究しています。
「The Nature of Things」ここでピアノに戻る。なんかホッとします。途中電子ピアノに変わりますが、あまり違和感は感じません。
「Are You All The Things」電子ピアノとベースの絡み。スピード感たっぷり。ただ、どこに聴きどころを求めればよいか・・・。
「 A Face Without a Name」クラウス・オガーマンの曲。ピアノが主役。アレンジが表情豊かで、このアルバムのなかでは最もポップ。
「Falling Grace」一転、ベース・ソロからピアノとのインタープレイ。2人でテーマを弾き合う。そこからベースがさっと身を引きベースラインに戻り、一気に緊張感がほぐれる。っと、間髪入れずにピアノから電子ピアノへ。この展開、スリリング。
「Hi Lili,Hi Lo(For Ellaine)」Ellaineは1973年に結婚した相手。愛らしいバラード。ここまでの大きな苦難を乗り越えてきたことを知る者にとって、この演奏は心に染みる。

ほぼ新曲を用意して臨んだ意欲作。
多少曲によっては出来に差がありますが、最後のエレインに捧げる曲で、聴くものすべてが満ち足りた気分に浸ることができるのでした。

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