1943~1964 Conversations With Myself

Conversations With Myself もうひとつの米国モノラル盤

投稿日:2018年5月10日 更新日:

自己との対話+2
LP:V-8526 (VERVE)[USA]
好み ★★★★★

Recorded at New York;January & February.1963

BILL EVANS,piano

Produced by Creed Taylor
Recording Engineer,Ray Hall
Director of Engineering,Val Valentin

SIDE1
1.'Round About Midnight
2.How About You
3.Theme From "Spartacus"
4.Blue Monk

SIDE2
1.Stella By Starlight
2.Hey There
3.N.Y.C.'s No Lark
4.Just You, Just Me,

またまた米国アナログ・モノラル盤。

昨日と同じように見えますが、センター・レーベルが微妙に違います。

昨日盤 左側タイトル2行目「WITH MYSELF」溝の深さは深い 直径70mm

本日盤 左側タイトル2行目「WITH」溝の深さは浅い 直径32mm

溝の違いについて、ファースト・プレス、セカンド・プレスの見立てもありますが、正しくは西海岸プレス、東海岸プレスの違いとのことです。
広いアメリカ合衆国では、確実に商品を供給するためにプレス工場を複数持っていて、工場の機械設備によって溝の違いが発生しているようです。
昨日盤:西海岸プレス
本日盤:東海岸プレス

センターレーベルの印刷も、各々の工場から近隣の印刷会社に発注したので微妙に違いが発生しています。

じゃあ、音の違いは?

どちらもグランドピアノの響きで満足です。
本日盤(東海岸盤)のほうが音の粒立ちがはっきりしている(ように思います)。
昨日盤はミッドレンジが(ほんの少し)ダンゴになる傾向があるようです。

これはマザー、スタンパーの影響かも知れません。気にし始めるとキリがありません。
それより、エヴァンスのこの複雑な美意識を堪能したほうが、楽しい。

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