1943~1964 エヴァンス作品

Moonbeams ジャケット違いのABC盤の謎

投稿日:2018年3月16日 更新日:

Polka Dots & Moonbeams [12 inch Analog]
LP:RS-3001(RIVERSIDE)[USA]
好み ★★★★★

Recorded at New York;5.29/6.5.1962

BILL EVANS,piano
CHUCK ISRAELS,base
PAUL MOTIAN,drums

Original Produced by ORRIN KEEPNEWS
Original Recording Engineer,BILL SCHWARTAU
Re-mastering supervised by BOB THIELE
Engineer,BOB ARNOLD

Side1
1.Re: Person I Knew
2.Polka Dots And Moonbeams
3.I Fall In Love Too Easily
4.Stairway To The Stars

Side2
1.If You Could See Me Now
2.It Might As Well Be Spring
3.In Love In Vain
4.Very Early

RIVERSIDE RECORDS/Distributed by ABC Records.Inc.,1330 Abenue of the Americas,N.Y.10019・Made in U.S.A.

ABCから発売された米国盤です。
オリン・キープニューズの手を離れ、プロデューサーはボブ・シール、エンジニアはボブ・アーノルド。
ジャケットも、レコード・レーベルも変更になっていて、オリジナルから大きく変化。

ということでジャケットをじっくり見ていて、あれれ? 気がついちゃいました。
ジャケット裏に丸い型押しのマーク。

文字までは判別しにくいのですが、このマーク、別の作品でも見かけました。

文字が裏返しですが、読み取ると、
「IMPORTED BY NIPPON GRAMMOPHON CO.LTD.JAPAN」

ひえー、日本グラモフォンによる直輸入盤でした。
なので、スイングジャーナル誌で調査した1970年盤の型番「RS-3001」は米国盤と同じ型番なんだ。

ということで、日米共通のABC盤を聴いてみよう。

「Re: Person I Knew」後々まで弾き続ける名曲ですがピアノのタッチが硬いです。ベースは無難にソロを取っています。
「Polka Dots And Moonbeams」情感たっぷり。コントロールされたピアノの音色が素晴らしい。ブラシも冴える。
「I Fall In Love Too Easily」ミディアム・テンポのマイナー調。エヴァンスの音が痛いです、メリハリ利いた演奏。
「Stairway To The Stars」テンポはゆっくりですが、エヴァンスがガンガン弾き倒します。軟弱なピアノとは対極。
「If You Could See Me Now」この曲は以降、何度も演奏してるエヴァンスお気に入り。初演ですが他に比べて意外と力強い。
「It Might As Well Be Spring」こうした愛らしい曲もエヴァンスらしい。でも甘ったるくないよ。
「In Love In Vain」まだ新トリオは発展途上。新しさを感じないけどエヴァンスの気迫は見える。
「Very Early」この曲も何度も聴きました。もう少し深みが欲しいですがまだ初演だから大目に見てね。

いつものようにABC盤はベースが太く、重心が下がります。一方でピアノはクリアで中高音に伸びがあり、輪郭がくっきりしています。
バラードの多い「Moonbeams」とABC盤の相性はいいかもしれません。

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