1943~1964 エヴァンス作品

Waltz For Debby/Bill Evans

投稿日:

ワルツ・フォー・デビイ+4

LP:SR-7015(Riverside)[JPN]
好み ★★★★★★★★★★

Recorded Live at The Village Vanguard;New York;6.25.1961

BILL EVANS,piano
SCOTT LaFARO,bass
PAUL MOTIAN,drums

Produced by ORRIN KEEPNEWS
Recording Engineer,DAVE JONES
Mastered by PLAZA SOUND STUDIOS

SIDE 1
1.My Foolish Heart
2.Waltz For Debby
3.Detour Ahead

SIDE 2
1.My Romance
2.Some Other Time
3.Milestones

やっぱり最初は『Debby』から。

もう何万回も聴きました。
最初のタッターンを聴いただけでヴィレッジ・ヴァンガードの小屋のなかに引き込まれちゃいます。
1曲目は『My Foolish Heart』
お客さんの咳払いも、(0'25" 0'50" 1'39" 3'41" 4'31")
グラスの重なる音も、(1'30")
地下鉄が通過する音も、(1'58" 2'56")
すべてが音楽の一部として予定調和的に心に響きます。
なんか、空気が暖かいんですよね。
安心するというか。

エヴァンス、ラファロ、モチアンは、めちゃくちゃ音楽に集中していています。
音が響いている空間が、明らかに日常から切り離された特別なものになっています。
これ、他のアーティストの作品やライブでもなかなか出会えない”瞬間”。

プロデュースの勝利かもしれません。
当日は5回のセットで計21曲録音していて、そのなかからこの6曲を選曲したこと、そしてこの順番に並べたことが勝因。

ちなみに、
演奏曲順を変更してSIDE2の『Milestones』から逆にひとつひとつ針を落として聴いてみるわけです。
いかん! いかん!
「Debby」じゃない!
『Milestones』のあとに別の曲を聴かされる強烈な違和感。
『Waltz For Debby』に続いて『My Foolish Heart』じゃ、夜が終わらない。
まったく別の作品を聴かされた気分。

というわけで、
この曲を、この順番に、並べたことで「名盤」となったことが判ります。

ところで
今聴いているレコードは
ペラジャケ日本盤。1962年日本ビクター株式会社から発売。
邦題は「ビル・エヴァンスの芸術」
日本で初めて発売された「Waltz For Debby」です。
ジャケット裏に藤井肇さんの解説。
初めて聴いた人はどんな感想だったのでしょうね。

「お客がおしゃべりしていて演奏を聴いてないじゃん」
「なんか、やたらベースが目立ってうるせーな」
「もっとアップテンポでガッツのある曲を聴きたい!」

初期のマスターテープから作られたであろうレコード。
ちょっとおとなしいカッティングですが音は瑞々しいです。
エヴァンス右側 ラファロ左側、モチアン中央やや左側。
全体に中央寄りです。
演奏後の拍手はすべてフェードアウト。

フォンタナ・レコード原盤から製作されています。
Made and sold by FONTANA RECORDS under rights from INTERDISC S,A,
レコードのMatrix / Runout(内周の無音の部分)は

A面「RLP-12-9399A 111 NL」

B面「RLP-12-9399B 111 NL」
レーベルには「MANUFACTURED BY COMPANY OF JAPAN LTD, YOKOHAMA-MADE IN JAPAN」

以前は中古レコード屋さんでよく見かけた日本盤ペラジャケですが、最近はホント少なくなりました。
でも、音が良いし安いので狙い目です。

 

-1943~1964, エヴァンス作品
-, ,

Copyright© エヴァンス日記 , 2018 All Rights Reserved.