VERVE日本盤(日本グラモフォン)

VERVE日本盤を整理する【第2回】(日本グラモフォン編)

投稿日:2019年1月10日 更新日:

VERVE日本盤を整理するぞ。第2回、日本グラモフォン編。

最初にヴァーヴ・レコードの動きから

1956年 ノーマン・グランツがヴァーヴ・レコードを設立
1961年 グランツはMGMに売却
1967年 MGMはポリドールに売却

VERVE作品はこちら。
1962年 「➀Empathy」
1963年 「➁The Gary McFarland Orchestra」「➂Conversations With Myself」「➃The VIP's Theme」
1964年 「➄Trio '64」「➅Stan Getz & Bill Evans」「➆The Bill Evans Trio Live」
1965年 「➇Trio '65」「➈Bill Evans Trio With Symphony Orchestra」
1966年 「➉At Town Hall Vol.1」「⑪Intermodurations」「⑫A Simple Matter Of Conviction」
1967年 「⑬Further Conversations With Myself」「⑭California,Here I Come」
1968年 「⑮At The Montreux Festival」「⑯Alone」「⑰What's New」「⑱From Left To Right」

日本におけるヴァーヴ・レコードの歴史。
1961年 日本コロムビアがMGMのレコードを発売
1964年 販売権が日本コロムビアから日本グラモフォンに移動(したと思われます)
1967年 MGMはポリドールに売却されるも、日本では引き続き日本グラモフォンが販売
1971年 日本グラモフォン株式会社はポリドール株式会社に社名変更

2.日本グラモフォン盤
日本グラモフォン盤は1965年から1971年の期間に発売されたのでした。

「➀Empathy」 SMV-1019 1965年発売

Single jacket
RUN-OFF
Side1 〄SMV-1019A Ⓗ F5/2 61413 H-1
Side2 SMV-1019B Ⓗ F5/3 61414 B-1

「➄Trio '64」 SMV-1002 1965年発売

Single jacket
RUN-OFF
Side1 〄SMV-1002A Ⓗ A54/3 61205 C-1
Side2 SMV-1002B Ⓗ A54/2 61206 C-1

「➇Trio '65」 SMV-1035 1965年発売

Single jacket
RUN-OFF
Side1 〄SMV-1002A Ⓗ A54/3 61205 C-1
Side2 SMV-1002B Ⓗ A54/2 61206 C-1

「➈Bill Evans Trio With Symphony Orchestra」 SMV-1071 1966発売

[見本盤]Single jacket
RUN-OFF
Side1 Side1 〄SMV-1071A Ⓗ G6 B-1-1
Side2 SMV-1071B Ⓗ G6 B-1-1

「⑪Intermodurations」 SMV-1084 1967年発売

Gatefold jacket
RUN-OFF
Side1 〄SMV-1084A Ⓗ 7D A-1-2 CB7 6KL
Side2 SMV-1084B Ⓗ 7D B-1-1 6KL

「⑯Alone」 MV-2007 1970年発売

Gatefold jacket
RUN-OFF
Side1 〄MV-2007A A-1-1 ED0
Side2 MV-2007B A-1-6

「➁The Gary McFarland Orchestra」の日本盤初出は1972年ポリドール盤。よって日本グラモフォン盤はありません。
「➃The VIP's Theme」アナログ日本盤は日本コロムビア盤のみ。
「➅Stan Getz & Bill Evans」「➆The Bill Evans Trio Live」「⑭California,Here I Come」の3作品は、録音時に演奏者の販売許可が下りず、一旦お蔵入りしているので、日本グラモフォン盤はありません。
「⑱From Left To Right」の日本盤初出は1971年ポリドール盤。よってこちらも日本グラモフォン盤はありません。

また、次の5作品は直輸入盤であり、日本グラモフォン日本プレス盤は存在しません。
「➉At Town Hall Vol.1」
「⑫A Simple Matter Of Conviction」
「⑬Further Conversations With Myself」
「⑮At The Montreux Festival」
「⑰What's New」

「➀Empathy」「➇Trio '65」「➈Bill Evans Trio With Symphony Orchestra」
日本グラモフォン日本プレス盤はペラジャケでした。

「➀Empathy」B面3曲目「I Believe In You」もオリジナル通り収録されました。
ところが、ジャケットのタイトルがオリジナルと違うんです。

オリジナルは『SHELLY MANNE/BILL EVANS』
日本グラモフォン盤『BILL EVANS/SHELLY MANNE』

「⑯Alone」日本グラモフォン盤は珍しいGatefold jacket。オリジナルはSingle jacketです。

3.日本グラモフォン直輸入盤
次の6作品は米国からの直輸入盤です。日本グラモフォンの型番が米国オリジナルと一緒。

「➀Empathy」 V6-8497 1965年発売
未確認

「➉At Town Hall Vol.1」 V6-8683 1967年発売

Gatefold jacket
RUN-OFF
Side1 V6-8683 MGS782 RE-2 VANGELDER
Side2 V6-8683 MGS783 VANGELDER

「⑫A Simple Matter Of Conviction」 V6-8675 1967年発売

Gatefold jacket
RUN-OFF
Side1 V6-8675 MGS604 VANGELDER
Side2 V6-8675 MGS605 VANGELDER

「⑬Further Conversations With Myself」 V6-8727 1968年発売

Gatefold jacket
RUN-OFF
Side1 V6-8727 S-1 MGS-1240
Side2 V6-8727 S-2 MGS-1241

「⑮At The Montreux Festival」 V6-8762 1969年発売

Single jacket
RUN-OFF
Side1 V6-8762 SIDE1 MGS-1706
Side2 V6-8762 SIDE2 MGS-1707

⑫「What's New」 V6-8777 1969年発売

Single jacket
RUN-OFF
Side1 V6-8777 Side1 MGS1970 Rev. Final
Side2 V6-8777 Side2 MGS1971 Rev. Final

日本グラモフォンは、1966年製作「At Town Hall Vol.1」以降、「Intermodurations」「Alone」以外は米国盤を直輸入していました。
この直輸入盤には、ジャケット裏に「IMPORTED BY NIPPON GRAMMOPHON CO.LTD.JAPAN」の型押し(文字が裏返し)があります。

なおスイングジャーナル誌では「Empathy」にも米国オリジナル盤と同じ型番の直輸入盤の記載がありますが、現物未確認です。実際は存在しないのかも。

「Empathy」以外は全て1967年以降の輸入盤。1967年はMGMがポリドールに売却した年でもあり、この売却が直輸入盤と関係があるのかも知れません。

直輸入盤は全てレコードのレーベル面に直径70mmの深い溝があり、米国西海岸でプレスした盤と思われます。
直輸入盤で直径32mmの米国東海岸盤は見たことがありません。
日本と米国の輸送距離を考えて西海岸プレス盤を輸入したと思われます。

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