VERVE日本盤を整理するぞ。
最初にヴァーヴ・レコードの動きから
1956年 ノーマン・グランツがヴァーヴ・レコードを設立
1961年 グランツはMGMに売却
1967年 MGMはポリドールに売却
VERVE作品はこちら。
1962年 「➀Empathy」
1963年 「➁The Gary McFarland Orchestra」「➂Conversations With Myself」「➃The VIP's Theme」
1964年 「➄Trio '64」「➅Stan Getz & Bill Evans」「➆The Bill Evans Trio Live」
1965年 「➇Trio '65」「➈Bill Evans Trio With Symphony Orchestra」
1966年 「➉At Town Hall Vol.1」「⑪Intermodurations」「⑫A Simple Matter Of Conviction」
1967年 「⑬Further Conversations With Myself」「⑭California,Here I Come」
1968年 「⑮At The Montreux Festival」「⑯Alone」「⑰What's New」「⑱From Left To Right」
日本におけるヴァーヴ・レコードはどのようになっているのでしょう。
1961年 日本コロムビアがMGMのレコードを発売
1964年 販売権が日本コロムビアから日本グラモフォンに移動(したと思われます)
1967年 MGMはポリドールに売却されるも、日本では引き続き日本グラモフォンが販売
1971年 日本グラモフォン株式会社はポリドール株式会社に社名変更
それでは、レコード会社ごとに整理してみよう。
第1回は日本コロムビア。
1.日本コロムビア盤
日本コロムビアのプレス期間は1961年から1964年まででした。
「➀Empathy」 PS-8001 1963年発売
Single jacket
RUN-OFF
Side1 V.358.59.1 〄 ⑪ A-2
Side2 V.358.60.2 ⑪ A-2
「➂Conversations With Myself」 PS-8019 1964年発売
Single jacket
RUN-OFF
Side1 V.358.93.1 〄 ⑪ A-2
Side2 V.358.94.1 〄 ⑪ A-2
「➃The VIP's Theme」 YS-5149 1964年発売
Single jacket
RUN-OFF
Side1 M-358.196.2 〄 ⑪ A-1
Side2 M-358.196.1 〄 ⑪ A-2
「Empathy」「Conversations With Myself」「The VIP's Theme」はペラジャケで発売されたことを確認しています。
但し「The Gary McFarland Orchestra」日本コロムビア盤は未確認。
スイングジャーナル誌にも記載がないので未発売で終わったのかも知れません。
『Empathy』コロムビア盤はB面3曲目「I Believe In You」未収録の特殊仕様。
通常全6曲収録のはずが5曲しかありません。
日本コロムビアは1964年に販売権を失いました。
「➄Trio '64」以降は日本グラモフォンから発売されたのでした。