1965~1972 エヴァンス作品

Trio’65 エヴァンス転換点をヴァーヴ不滅の名盤コレクションで聴く

投稿日:2018年6月19日 更新日:

トリオ’65
LP:23MJ-3038 (VERVE)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at New York;February 3.1965

BILL EVANS,piano
CHUCK ISRAELS,bass
LARRY BUNKER,drums

Produced by Creed Taylor
Recording Engineer,Rudy Van Gelder
Director of Engineering,Val Valentin

SIDE1
1.Israel
2.Elsa
3.'Round Midnight
4.Our Love is Here to Stay

SIDE2
1.How My Heart Sings
2.Who Can I Turn To?
3.Come Rain or Come Shine
4.If You Could See Me Now

1981年に発売されたポリドール日本盤。「ヴァーヴ不滅の名盤コレクション」の一枚。

ほう、ピアノが中央で前に出てきました。ベースは相変わらずこもりがちですが左後ろに後退。
エヴァンスの演奏を浴びるには、よい。
1973年MV-2061に比べて鮮度は落ちましたが聴きやすい。

やっぱり「Elsa」が好き。
オビも”エルザ/ビル・エヴァンス・トリオ'65”
「エルザ」がタイトル曲に昇格。
ここでの演奏は完成度が高い。

イスラエルズの安定感は素晴らしい。
ラファロみたいにぶっ飛んだソロはないけど、安心して聴ける。
トリオ参加当初は重そうで付いていくのがやっとでしたがここでは逆に余裕を感じます。

バンカーは手数が多くて艶やかなドラミングです。

エヴァンスは左手の使い方が変わってきました。力強くコードを押さえることによって曲に推進力を与えています。
以前に比べてスピード感が高まりました。

この作品はちょうど転換点だったのかもしれません。
過去の演奏曲を振り返って、再構成して見せる。お馴染みの曲に味付けして”今”を表現したかった。
やっぱりラファロ・モチアンのトリオとは違うんです。
これからのトリオの進む道を示したかった。

その意味で、この作品は”実験作”です。
収録曲が再演ばかりなので”停滞”との評価もありますが、そんなことはありません。
エヴァンスの”決意”を感じる作品。

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