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Bill Evans Time Remembered ピアノ弾きの人生は波乱万丈

投稿日:2019年4月27日 更新日:


始まりました!
ビル・エヴァンス伝記映画「タイム・リメンバード」!

初日4月27日(土)アップリンク渋谷14:10 スクリーン1 
座席は60席、満席でした。
やっぱりDVDでちっこいテレビで見るのとは違うなあ。
何といってもテレビと劇場とでは音が違う。
画面はさほど大きくはないですが、音質が良いので楽しめる。
字幕も今回は行方均さん。

何度も予習しているので前半はかったるかったけど、
スコット・ラファロ登場あたりから眠気が覚める。
気の強そうなデビーさんも登場するし、
ブクブクに太ったオリン・キープニューズも、良い。

純粋にエヴァンスの音楽にどっぷりつかっている身にしてみると、
エヴァンスの私生活は参考情報でしかありません。
次々と身近の死に直面する一方で、麻薬で健康を害していくエヴァンスが
あれほどの音楽を残してくれたことに感謝。

55曲の演奏と、35人の証言をもとに構成された映画
監督はブルース・スピーゲル(Bruce Spiegel)
過剰に色付けすることなく、淡々とエヴァンスの一生を振り返る。
この潔さが「真実と美の追求」にリアリティを与える。

映画のあと行方均さんが登壇し、エヴァンスの時代と音楽を解説。
黒人がリードしたハードバップに対し、
エヴァンスのクラシカルな音楽がいかに異端であったか、
エヴァンス・ラファロ・モチアンのトリオが、当時いかに最先端であったか。

手元にRiversideのコンピレーション盤があります。
『The Soul of Jazz PIANO』RIVERSIDE S-7 1960年頃の発売

Side1
1.Thelonious Monk : Pannonica
2.Wynton Kelly : Old Clothes
3.Billy Taylor : Warming Up
4.Victor Feldman : Bloke's Blues
Side2
1.Bobby Timmons : Pretty Memory
2.Bill Evans : Peace Piece
3.Barry Harris : Lolita
4.Dick Morgan : See What I Mean?

当時のRiversideのプロモーション盤。
エヴァンスの特異性が如実。
他は黒いのに、エヴァンスだけは白い。
感覚がほかのジャズ・メンと明らかに違う。

1980年のエヴァンス
ミッシェル・ルグラン自伝

1980年のある日、ヘレン・キーンからルグランにコンチェルトの作曲依頼。
ルグランはファット・チューズデイに出演しているエヴァンスに会いにニューヨークへ。
演奏後2階のレストランで食事をしながら打ち合わせ。
「僕の手を見ただろう。難しい曲を書かないでくれ」
翌日、エヴァンスはマウント・サイナイ病院に緊急入院。9月15日死去。

ピアノ弾きの人生は波乱万丈。
でも、私達は残された音楽のみ全身に浴び、楽しむ。
いいでしょ?
それで!

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