1973~1980 Alone(Again)

Alone(Again) 安定感ある米国盤で聴く

投稿日:2019年3月19日 更新日:


LP:F-9542(FANTASY)[USA]
好み ★★★★★★★

Recorded at Fantasy Studios,Berkeley;12.16-18,1975

Bill Evans,piano
Engineer,Don Cody
Mastering,Michael Gore
Produced by Helen Keane

SIDE1
1.The Touch of Your Lips
2.In Your Own Sweet Way
3.Make Someone Happy

SIDE2
1.What Kind of Fool Am I
2.People


さあ、米国盤です。
赤みかかった茶色のレーベル、直径68mmの浅い溝。
興味は音質。今までの経験から日本盤より米国盤のほうが(米国再発盤も含めて)音が良い傾向があります。
『Alone(Again)』はどうかな。

乾いた音は変わらず。
ハープシコードみたいな音。
でも、
米国盤には音に張りがあります。アタックが強い。
特にSide1はジャズ的なアクセント満載なので、よりジャズとして楽しめる。
中低音が伸びる。安定感が増します。

「People」落ち着いた雰囲気。いいじゃないですか。
ジャズとは構成が違う。アクセントがこの曲だけ違う。テンポがなく、"意識"が流れていく。

『ピアノ弾き』

エヴァンスはピアノで表現。ここまでくると「ジャズ」を意識せず、「ジャズ」を超えて一人の『ピアノ弾き』に戻っていきます。「Peace Piece」にも似た感覚。
RIVERSIDE『Easy To Love』「Danny Boy」もこの系列。
これはエヴァンス独特の世界。ピアノを前にして沸き立つ衝動。
うーん、やっぱりこの曲は凄い!

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