1965~1972 With Symphony Orchestra

With Symphony Orchestra 米国ステレオ盤だけどセカンドプレス

投稿日:2018年7月23日 更新日:

ビル・エヴァンス・ウィズ・シンフォニー・オーケストラ
LP:V6-8640 (VERVE)[USA]
好み ★★★★

Recorded at New York;September 29 and december 16.1965

BILL EVANS,piano
CLAUS OGERMAN,conduct

Produced by Creed Taylor
Recording Engineer,Rudy Van Gelder
Director of Engineering,Val Valentin

SIDE1
1.Granadas
2.Valse
3.Prelude
4.Time Remembered

SIDE2
1.Pavane
2.Elegia(Elegy)
3.My Bells
4.Blue Interlude

米国ステレオ盤です。

最初にレーベルを観察。
リムに『MANUFACTURED BY MGM RECORDS.INC.,7165 SUNSET BOULEVARD,HOLLYWOOD,CALIF.90046』の印刷。
『7165 SUNSET』の住所が表示されるのは1972年以降です。
ということで、この盤は再発盤だということが判ります。
レーベルに直径70mmの深溝。西海岸プレスのようです。

RUN-OFFの刻印を見てみよう。
V6-8640 66VGS-504/505 RE-2 VANGERDER
ゲルダーさんの録音でした。

更にSide2には、S-2 F.B.G.の刻印。意味は判りません。

「Granadas」欧州盤にあった音揺れはありません。
でも、冒頭のピアノ・ソロからオーケストラ演奏に切り替わる瞬間、音質に違いを感じるのは私だけ?
ピアノ・ソロは別に演奏し、後から録音テープを切り取ってオーケストラ演奏に繋げた?

この再発盤、透明度が少々劣る。フランス盤のほうがクリア。特にベースの伸びが違います。
フランス盤の迫力、凄かったなあ。

どうも私はオーケストラとの相性が良くないようです。
音に感情が乗らない。
リズムがない。
あらかじめ決められたスコアに従って演奏。
うーん。

だから、B面「Blue Interlude」のエヴァンスの演奏には魅かれるところがあるんです。
即興でアクセントをつける。オーケストラ演奏との融合というよりは、強引な自己主張。
この曲だけはエヴァンス臭プンプンです。

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