LP:VIJ-113(RIVERSIDE)[JPN]
好み ★★★★★★★★★★
Recorded Live at The Village Vanguard;New York;6.25.1961
BILL EVANS,piano
SCOTT LaFARO,bass
PAUL MOTIAN,drums
Produced by ORRIN KEEPNEWS
Recording Engineer,DAVE JONES
SIDE 1
1.My Foolish Heart
2.Waltz For Debby
3.Detour Ahead
SIDE 2
1.My Romance
2.Some Other Time
3.Milestones
突然ですが、RIVERSIDE RECORDS 日本盤シリーズ再開です!
エヴァンス没後1984年の『RIVERSIDE JAZZ GOLDEN 50』最後のアナログ盤シリーズ。
RUN-OFF
Side1 〄Ⓑ RLP-129399A 111+++ U V
Side2 RLP-129399B 111+++
1980年9月15日 エヴァンス没
1980年10月21日 CBSソニーから「Live inTokyo」再発
以降、エヴァンス追悼盤が続々と登場
1982年10月1日 世界で初めてCD発売(Billy Joel 「52nd Street:ニューヨーク52番街」)
1984年 日本で初めてBill EvansのCDが発売となる「Trio '64」
1984年7月21日 『RIVERSIDE JAZZ GOLDEN 50』最後のアナログ盤シリーズ発売開始
ということで、RIVERSIDEのエヴァンスです!
やっぱり「Debby」から聴いていこう!
「My Foolish Heart」が始まるとふぁっと音が広がる。
いやはや、恐ろしい世界だ。
オビに「再カッティング」の表示。
ラファロ左、エヴァンス右、モチアン中央 大きく左右に広がります。
テープのたわみ、若干気になります。
音に手を加えてお客の話し声やグラスの音を消しているのかも。いつもより小さい。
「Waltz For Debby」出だしはピアノとベースのユニゾン。音がピッタリ重なって摩訶不思議な響き。毎回ここで鳥肌が立つ。
ラファロのソロ、一拍の間にいくつ音を詰め込んでいるのだろう。でも唄っているからせわしくない。
「Detour Ahead」ゆったりと時間が流れる。エヴァンスは和音を探しながら強弱を付けながら曲を引っ張る。モチアンもラファロも付いていく。
ふう、A面終わり。
「My Romance」エヴァンスのメロディはブチブチ切れる。だからダラーっとした甘さがない。タッチが硬質。
「Some Other Time」いきなり地下鉄の音。オーダーを頼むベルの音。ライブ感たっぷり。生活の場、いつもの夜。なのにそこにある音楽だけが跳び抜けている。あれ?聴いている人は気が付かないのか?
「Milestones」最後はアップテンポの曲で特別な日を締めくくる。エヴァンスもラファロもモチアンも疾走。
何万回聴いても吸い込まれていきます。
ほら、今日も満足感でいっぱいになっちゃった。
これはとんでもない「名盤」!