1943~1964 New Jazz Conceptions

New Jazz Conceptions オリジナル盤はどんな音?

投稿日:2018年2月14日 更新日:

LP:RLP-12-223(RIVERSIDE)[USA]
好み ★★★★★

Recorded at NYC;9.18 and 27.1956

BILL EVANS,piano
PAUL MOTIAN,drums
TEDDY KOTICK,bass

Produced by ORRIN KEEPNEWS,BILL GRAUER
Engineer,JACK HIGGINS

SIDE1
1.I Love You
2.Five
3.I Got It Bad and That Ain't Good
4.Conception
5.Easy Living
6.Displacement

SIDE2
1.Speak Low
2.Waltz for Debby
3.Our Delight
4,My Romance
5.No Cover,No Minimum

ORPHEUM盤です。

RIVERSIDEは1964年7月20日に倒産。
ORPHEUMに引き継がれました。
レーベル名、ジャケットデザイン、レコード番号はそのまま踏襲されましたが、レコードのセンターレーベルのデザインは変更となり、
モノラル盤は黒地に銀、ステレオ盤は青緑地に銀刷りの文字となりました。

なお、RIVERSIDEレーベルは、1967年にORPHEUMから米ABCに買い取られるので、ORPHEUMの活動期間は3年程度。

ジャケット裏には
BILL GRAUER PRODUCTIONS. Inc.
235 West 46th Street New York 36.N.Y.
これってRIVERSIDE後期と同じだそうです。

レコード本体はRIVERSIDEのスタンパーをそのまま使っていて、
センターレーベルのデザイン変更以外は製造工程も以前と変わらない。

むむむ?

では、この盤はオリジナルに最も近い音?

以上

『ジャズ名盤セレクション』からの受け売りでした。

ジャズ名盤セレクション: レーベルとプレスによるLPレコードの音質の差異

はい、聴いてみよう。

日本盤で感じたモコモコ感は全く感じません。
音がストレートに届きます。
逆に低音が伸びず、わずかですがドンシャリ型かな。
OJC盤のテープ劣化は当然ありません。鮮度がとってもいいです。

うぁお、
これは楽しめる。

ちなみに「New Jazz Conceptions」をDISCOGSで調べてみると、
1stオリジナルは「夜のニューヨークにたたずむエヴァンス」センターレーベルは「BILL GRAUER PRODUCTIONS.」
2ndは「絵画のエヴァンス」「BILL GRAUER PRODUCTIONS.」
3rdは同じく「絵画のエヴァンス」「BILL GRAUER PRODUCTIONS.Inc.」で"Inc."が付く。。

ここまではRIVERSIDE倒産前。
続いて、ORPHEUM盤が登場。いま聴いているブツです。

そして1967年にABCに買収。激動のRIVERSIDEでした。

-1943~1964, New Jazz Conceptions
-, , ,

Copyright© エヴァンス日記 , 2024 All Rights Reserved.