1965~1972 Intermodulation

Intermodulation 日本グラモフォンの日本初発盤

投稿日:2018年7月1日 更新日:

インターモデュレーション
LP:SMV-1084 (VERVE)[JPN]
好み ★★★★★

Recorded at New York;April 7 and May 10.1966

BILL EVANS,piano
JIM HALL,guitar

Produced by Creed Taylor
Recording Engineer,Rudy Van Gelder
Director of Engineering,Val Valentin

SIDE1
1.I've Got You Under My Skin
2.My Man's Gone Now (From Porgy And Bess)
3.Turn Out The Stars

SIDE2
1.Angel Face
2.Jazz Samba
3.All Across The City

最初に日本盤の歴史。
1967年 SMV-1084 日本グラモフォン
1977年 MV-2106 ポリドール
1981年 23MJ-3035 ポリドール
1986年 20MJ-0063 ポリドール

アナログ盤は4種類ありました。
今日は1967年発売の日本グラモフォン盤。

ジャケット右上に「STEREO」の赤い表示が強烈な違和感。

「I've Got You Under My Skin」そう、これです。『Undercurrent』を思い出します。軽快にホールと会話。相性ピッタリ。
「My Man's Gone Now (From Porgy And Bess)」エヴァンス愛奏曲。『Sunday at the Village Vanguard』にも収録。ここでは随分テンポを落としてしっとり演奏。ギターが入っても違和感がありません。
「Turn Out The Stars」これも晩年まで演奏していたエヴァンス自作曲。導入部はピアノ・ソロ。聴き慣れたメロディ。
続いてギターのバッキングが始まると知覚がサーっと広がる印象。
「Angel Face」これはホールの選曲かも。エヴァンスは今回しかレコーディングしていない曲。スローバラード。
「Jazz Samba」スピードに乗ったサンバ。これもエヴァンスらしくないのでホールの推薦か。
「All Across The City」ジム・ホール作品。ミディアム・テンポのマイナー曲。音の響きを楽しむ。

ギター左、ピアノ中央やや右。
ギターは手前でよく響く。ピアノは残響音が若干足りない分、硬い。
『Undercurrent』「My Funny Valentine」のような丁々発止の神がかった曲がないので地味な印象ですが、作品が持つ雰囲気は『Undercurrent』と同じ。
ホールとエヴァンスの感性が近いので、尖ったところがなく聴いていて安心感があります。

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