LP:MV-2106 (VERVE)[JPN]
好み ★★★★★
Recorded at New York;April 7 and May 10.1966
BILL EVANS,piano
JIM HALL,guitar
Produced by Creed Taylor
Recording Engineer,Rudy Van Gelder
Director of Engineering,Val Valentin
SIDE1
1.I've Got You Under My Skin
2.My Man's Gone Now (From Porgy And Bess)
3.Turn Out The Stars
SIDE2
1.Angel Face
2.Jazz Samba
3.All Across The City
1977年にポリドールから発売された再発盤。
1967年初発盤は日本グラモフォン発売。
日本グラモフォンは1971年11月に『ポリドール株式会社』(Polydor K.K.)に社名変更、
よって初発盤とこの再発盤は同じ製造元。
RUN-OFFの刻印を見てみよう。
〄MV-2106A/B A-1-2/B-1-3 KEA0(K)E9JHF7
日本グラモフォン盤型番SMV-1084の刻印がないので新たにマザー・スタンパーを切り直していることが判ります。
KEA0(K)E9JHF7 何を表しているか判りません。
ギターが前面に出てきました。
元々、ピアノにエコーが殆どかかっていないので奥行きを感じない録音ですが
ピアノの音が細くなった気がします。輪郭が若干ぼけたような。
ところで、今回の選曲を見てみよう。
「I've Got You Under My Skin」Cole Porter
「My Man's Gone Now (From Porgy And Bess)」George & Ira Garshwin
「Turn Out The Stars」Bill Evans
「Angel Face」Joe Zawinul
「Jazz Samba」Claus Ogerman
「All Across The City」Jim Hall
A1、A2はエヴァンスもお気に入りのコール・ポーター、ガーシュインの曲。
A3はエヴァンス自作。
一方、B面はエヴァンスは以降一度も録音しなかった曲。
B1当時キャノンボール・アダレイのバンドで活動していたジョー・ザヴィヌル作。
B2編曲者として活躍していたクラウス・オガーマン作。
そしてB3はジム・ホール作。
想像ですけど、エヴァンスお気に入りをA面、ホールがB面と区分したんじゃないかと思われます。
どうもA面B面で色合いが違うんです。
好みはやっぱりA面。